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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第4章 月夜の銀花~契り~
 と、相変わらず物怖じしないオクチョンの物言いに、コン尚宮は苦笑いだ。



 と、コン尚宮が唐突に言った。



「どうやら、お二方のお話も終わったようだ」





 オクチョンは、四阿の方を見た。巨大な池の丁度、オクチョンたちがいる真反対に、その四阿はある。池の面に建物が張り出して作られており、ここからでは、あたかも四阿が池に浮かんでいるようにも見える。
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