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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第4章 月夜の銀花~契り~
 スン、それでも私は人を信じたいわ。



 オクチョンは今は大殿で政務を執っているはずの想い人に話しかける。



 疑心暗鬼で誰かを疑うのは哀しいことよ。



 私はたとえ馬鹿だ、お人好しだと笑われても、最後まで信じたい。裏切って誰かを泣かせるよりは自分が裏切られて泣かされる方が良い。
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