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悪巧み
第2章 踊り場
血がどんどん流れ込んでいるのが分かる。
俺の鼓動に合わせて、ひくひくと脈打っていた。
もう先走りの液がじわじわと溢れて出てきている。
亀頭を伝わって滴り落ちそうだ。
葛西のやつ、もういい、早く俺と代わるんだ。
俺は胸のうちで叫んだ。
葛西の顔は徐々に百合子の下の方にゆっくりと移動していった。
口は百合子の胸から離れたが、手はまだ胸をいじっている。
葛西の顔が帯のところで止まった。
両手で帯を解いた。
浴衣が床に落ちた。
百合子はショーツ一枚だけの姿になった。
葛西の口がへそから、ショーツの端へとかかった。
葛西の両手が滑り落ち、ショーツの両端にかけられた。
ショーツは一気に下ろされた。
「あんっ」
百合子はかすかに声を上げた。
足元に下ろされたショーツは葛西がまだ保持していた。
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