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悪巧み
第2章 踊り場
百合子は片脚ずつ上げ下げすると、ショーツを完全に脱がせようとしている葛西を手伝った。
その自発的な動作に、また百合子の牝を感じた。
葛西は百合子の前に両膝を付くと、両手を百合子の尻に回した。
そしてゆっくりと自分の口を百合子の陰毛に近づけた。
葛西の口が百合子の陰毛の中に埋まった。
下あごが動いている。
また、ぴちゃぴちゃと音を立てた。
時折、ずずーっと粘液を吸い上げる音も聞こえる。
「ああんっ……」
百合子が今まで一番大きい声を上げた。
そして片脚を上げ、近くの壁に、膝の高さぐらいでの足の裏を押し付け、身体を固定した。
百合子の股が開かれたのだ。
葛西が舐めやすいように。
葛西はそれに促されたように、顔を上に向け、もっと百合子の真下に潜り込んだ。
さっきより執拗に音を立てた。
ぴちゃぴちゃぴちゃ、と。
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