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夢の欠片(くすくす姫サイドストーリー)
第1章 前編
「ほら、聞こえますか?こんなに蜜を溢れさせて…私を、誘っている」
「そんな、ぁっ…あ、ゃああ」
「痛いですか?」
「いえ、いいえっ、あ、それっ…そんな、やっ、舐め…!ひゃあああん!」
指で探りながら襞と突起に舌を這わせると、夫人はびくびくと椅子の上で震えました。

「嫌ですか?…イイ、ですか?」
男がその場所から身を起こし、手の甲で濡れた口元を拭いながら尋ねると、夫人は目を伏せて両手を体の前で握り合わせました。

「っ…こんな…はしたない、こと…」
ぎゅっと目を瞑り苦しげに呟く夫人の手を取って、男は恭しく口づけました。
「はしたなくなんて無い。私の前では、感じたように振る舞って良いのですよ。自分が手をかけて女性が花開く様を見るのは、男にとっては喜びなのです」
(…そいつがまともな男なら、な)

「当主様…」
夫人は目を開けて、男を見ました。その目がうっとりと夢見るように揺れているのを見た男は、屈託を脱ぎ去ったら彼女はどれほど美しくなるだろう、と思いました。

「お辛くは無いですか?」
「はい…」
「指と唇、どちらがお好みですか?」
「…え…あのっ…………指、がっ…」
もじもじと口籠もる夫人を目で促すと、小さな声で答えました。

「仰せの通りに。では、唇は、こちらを」
「っあ!」
男は夫人の頬に口づけて耳朶を喰み、体の中に指を埋めて空いている手で胸を摘まみました。
「あ!ん、気持ちいっ…い…」
男は埋めている指を増やし、先程から夫人の反応が他と違っていた場所を探り、手で弄んでいない方の胸を口に含みました。
「っ!…は、んっ…あ!何っ…あ、当主さまあっ、私、へんっ…へんなの、体が、へんっ」
「大丈夫、変なんかでは無いですよ。その感じを、そのまま追って下さい」
男は怯える夫人を安心させる様に耳元で囁いて、そのまま耳を舌で擽りました。
「ぅんっ、んっ、んっ、んっ、…あ!あっ、あ、やああああん!……ぁ…」
男の言葉にこくんと従順に頷いて快感に身を委ねた夫人は、声を挙げて体を仰け反らせ、がくがくと腰を揺らして、やがてぷつっと糸が切れた様に、長椅子に沈み込みました。

「ああ…イきましたね」
「っは…ぁ…い、き…?」
「気持ち良いのが極まった、ということです」
「こういうの…いく、っていうの…?」
紅潮した頬を撫でて口づけると、夫人は触れている掌に甘える様に頬を寄せて来ました。
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