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夢の欠片(くすくす姫サイドストーリー)
第1章 前編
「ん…ぁぁん…ん」
「大丈夫ですか?」
男が髪から背にかけてを撫でてやると、まだ体中が敏感になっているのか、ぴくんと体を振るわせました。
「んっ…はい…」
「気持ち良かった?」
「……ええ……とっても…」
「それは良かった。…そろそろ、お帰りの支度をなさった方が良いかもしれませんね」
「え?」
くったりと腕の中に収まっていた夫人は、身を起こして男を不安そうに見上げました。

「あの…あなた、は…?あなたは、まだ…」
「私は今日は良いのです。またの機会に」
「え?…またが、あるの…?」
「ええ。貴女が望んでくださるなら」
男が笑いかけると、夫人はぱあっと花のような笑顔になりました。

「はい!お会いしたいです…また、会って下さいますか?もっと知りたいの、貴方のこと」
「ええ、勿論」
「それから、今日教えて下さった様なことも、もっと…それに、貴方にも……気持ち良くなって、貰いたいですわ…」
「では、今度は私を貴女の中に」
「…あ…はいっ…」
内緒話の様に悪戯めかして耳元で囁くと、夫人はぽっと頬を染めました。生娘の様に恥じらうその姿は、見た目の初々しさと裏腹に、自分の内に男を迎え入れる事を既に知っている艶を含んでおりました。
(クッソ堪んねぇな…体は熟してんのに、振る舞いは処女かよ…)
男は自分の今までの人生の中で最も忍耐強く、今すぐ夫人を物にしたい気持ちを抑え込み、額に口づけました。

「さあ、お帰りにならないと。またお会いしましょう。それまで貴女を毎晩夢に見ますよ」
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