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夢の欠片(くすくす姫サイドストーリー)
第1章 前編
女は、昨晩何度も…と、言っておりました。
事後にすっかり清めたとしても、奥には昨夜の名残が有るかもしれません。

(…んなもん、こいつの中から、掻き消してやる…!)
「っあ!あ、あぁ、すごい、あぁああ!」
男は女の脚を曲げて尻を持ち上げ、体の下に枕を入れて、腰の角度を変えました。そして上から叩き落とす様に、激しく女を突きました。

「ああ!あ!あんっ!もっとっ…もっと、酷くしてぇえ!」
「何で」
「私、みたいな、悪い、女、優しく、して貰う、価値なんて、ないっ…」
「クソっ…」
男は脚を片方跨ぎ、交叉するようにして突き込みました。

「ああぁぁああん!あ、あ、いっ、あっ、あ」
(俺は、こいつに、酷ぇ事…可哀想な事を、してるのか…?)

「あ、はぁあん、いいっ、いいのぉっ…貴方がいい、貴方のがいいのっ…」
(好きだとも愛してるとも言えねぇ、増してや一緒になる事なんざ…)

「もっとぉ、もっとっ…あ、すごい、奥ぅ」
(クソっ…分かってる…それでも、止められねぇ…)

「やぁあ、いっちゃうぅ!だめっ!だめぇ」
「何でダメなんだよ」
「だめっ、気持ちよくなっちゃだめぇっ、そんな資格、ない…っ」
悲鳴の様な高い声が、胸に刺さりました。

「ダメだ。俺をこんなに狂わせてんだ、お前もイけっ、イッちまえ」
「あ、だめぇ、いくっ…!いっちゃう、あ、気持ちい、いく、いくぅっ」
「っ…く、は、こいつ、っ」
「あ、ちょうだい、いまだけ、あなたを、ぜんぶ、わたしに」
「クソっ…代わりに、お前を寄越せ、全部、あいつも、誰も知らねぇお前を、俺に」
「あげる…あげるぅ、あげるからぁ、あ、んんん」
「くっ…っ」
「あ、あ、いいっ、すごいぃ、あぁああんっ!」

二人の体液が混ざり合って、女の尻を伝ってぽたぽたと滴って、寝台の上に染みを作りました。
それを擦り付けるかの様に、精を女の中にたっぷり吐き出した男は女の上に倒れ込み、お互いを抱き締めて滅茶苦茶に口づけを交わしました。

「…ずっ…と、あ」
何か言いかけて一度口を閉じ、目も閉じて、女は弱々しく呟きました。
「…いまがずっと、続けばいいのに…」
「そうだな」

二人はそれ以上何も言わずに、口づけを交わしました。
それで全てを忘れられ、救われるとでも言うように、口づけは切な気に、何度も何度も続きました。
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