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極妻になりたくて
第13章 キレイな夕陽
カーテン越しから見える風景を見ていると、神戸が帰ってきた

ゴルフ疲れなのか、神戸は元気が無かった

暫く神戸も寝ていた、8時過ぎに皐月は起こしたが、体全体が汗をかいて、息が荒い

「悪い、今日は無理だ 行きたければ正樹たちと楽しんで来い」

皐月は動揺しながら、例の作戦にはチャンスかもしれないと思い出掛けた

ビリヤード場に護衛の4人と行き、酒を飲みながら、ビリヤードを楽しみ始めた

9時少し前に誠は見張りの為に外に出たが、雇った男たちも綾香の姿は見えなかった

時間になった、それでも現れないことで皐月は少し苛立ちを覚える

結局は誰も現れなかった、いつもどおりの振る舞いをしながらゲームを続けた

日付が変わる前に迎えに来たライトバンに乗り込み、ライトバンの中で、皐月は怒りを露にした

しかし誠らには響かない、それだけ皐月の立場は弱いことを証明した形になった

部屋に戻ると、神戸が唸っている、そして横で綾香が看病をしていた

「ど、どうして綾香ちゃんが居るのよ!」

「助けてくれって電話があったの、皐月ちゃんの携帯が繋がらないから」

皐月はバッグのなかを探したが携帯は無かった、部屋の片隅に置いてきたままだと気づいた

「この島の大きな病院に連れて行くから」と言い、フロントに電話をしている綾香

ライトバンが部屋の外に横に停められて、担架に乗せられて神戸は乗り込み、綾香と皐月も乗り込んだ

地元の病院に着くと、綾香は地元の言葉で神戸の症状を説明し、神戸は処置室に運ばれた

皐月は何も出来ず、廊下に置いてある長椅子に座り込み呆然としている

綾香は持っているタブレットで何かを調べてると、医師が出てきて、綾香に説明をしてる

話が終わると、皐月に向かい「熱中症らしいわ、ちょっと脱水もあるって 命には別状は無いから大丈夫」

「ありがとう」

「で、来週あたりに嵐が来る予報が出てるから、明日には帰国した方がいいわ 看病は私がするから、皐月ちゃんはまず帰ったら? 保険のこととかの手続きが済んだら来たらどう?」

天気図を見せられて、皐月は納得し、コテージに戻り荷物の整理をした

自分の荷物と神戸の荷物を分ける、悲しくて涙が出てくる

看病する女が綾香だということに納得は出来ないが、翌朝、4人の護衛と共に皐月は帰国した


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