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極妻になりたくて
第17章 空き家
皐月はチケットの手違いなどが起きてしまい、一人で神田を迎えに行くことになった
あの島に着くとさすがに疲労が出たが、綾香から聞いた住所を頼りにタクシーを走らせてもらった
島の奥に位置する場所、直ぐに綾香の家はわかった
門を潜ると見事な庭とプールがある家で、皐月は少し羨ましさを感じながら、玄関のドアのブザーを押す
ブザー音は家全体に響き渡ったが、誰も出てくる気配は無かった
するとさっきまで乗せてくれたタクシーの運転手が、皐月に向かって何かを言っている、傍に行ったが、現地の言葉で分からない
途方に暮れてると、1台の車が門を開けて家に入ってきた
神戸が帰ってきたと思ったら、全く知らない日本人の男が車から降りてきた
「あの〜 綾香の恋人?」
「いいえ、私は…」と言って名刺を出して、皐月に手渡した
名刺には『葛西開発 代表 葛西 宏昌』と書いてある
「綾香は?」
「綾香さんなら、この家のオーナーの神田様と売却したいと5日前に相談に来られて、その足でまたどこかに行かれましたよ」
「えっ? そんな? 嘘ですよね?」
「嘘じゃないですよ、すいません、もうじき、お客様がいらっしゃるので… 失礼いたします」
皐月は呆然としながら、先ほどのタクシーに乗り、あのコテージに向かった
チェックインが済み、部屋を通されたが、とても暗く狭い部屋だった
ノートパソコンを開き、メールを調べたが、神田からも…綾香からもメールは無かった
シャワーを浴びたが、悔しさで涙しか出てこない、そして翌日には日本に戻ることにした
あの島に着くとさすがに疲労が出たが、綾香から聞いた住所を頼りにタクシーを走らせてもらった
島の奥に位置する場所、直ぐに綾香の家はわかった
門を潜ると見事な庭とプールがある家で、皐月は少し羨ましさを感じながら、玄関のドアのブザーを押す
ブザー音は家全体に響き渡ったが、誰も出てくる気配は無かった
するとさっきまで乗せてくれたタクシーの運転手が、皐月に向かって何かを言っている、傍に行ったが、現地の言葉で分からない
途方に暮れてると、1台の車が門を開けて家に入ってきた
神戸が帰ってきたと思ったら、全く知らない日本人の男が車から降りてきた
「あの〜 綾香の恋人?」
「いいえ、私は…」と言って名刺を出して、皐月に手渡した
名刺には『葛西開発 代表 葛西 宏昌』と書いてある
「綾香は?」
「綾香さんなら、この家のオーナーの神田様と売却したいと5日前に相談に来られて、その足でまたどこかに行かれましたよ」
「えっ? そんな? 嘘ですよね?」
「嘘じゃないですよ、すいません、もうじき、お客様がいらっしゃるので… 失礼いたします」
皐月は呆然としながら、先ほどのタクシーに乗り、あのコテージに向かった
チェックインが済み、部屋を通されたが、とても暗く狭い部屋だった
ノートパソコンを開き、メールを調べたが、神田からも…綾香からもメールは無かった
シャワーを浴びたが、悔しさで涙しか出てこない、そして翌日には日本に戻ることにした