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極妻になりたくて
第21章 神戸との再会

皐月は神戸が好きな惣菜をデパ地下で買い、綾香に渡された地図をスマホに入れて出掛けた
あの時のように空き家だったら…という思いを過らせながら、マンションの前に着いた
皐月と住んでいたマンションより遥かに高級なマンションだった、エントランスで部屋番号を押すと、直ぐにロビーのドアが開く
居るのは分かった、でも居るのが綾香なのか?
そして神戸も居るのか?
6階に着くと、そこはもう玄関前だった
インターホンを押すと、直ぐにチェーンが開いた
Tシャツに短パンなラフな服装の綾香が立っている、「どうぞ」
日当たりの良さそうな開放的な部屋が広がってる、デザインはとてもシンプル
「これ、あの人の好きなデパ地下のデリカなの」
「ありがとう、適当に座って」
目の前に冷茶を出されて、皐月は一気に飲み干した
「ちょっと待ってね」
綾香は立ち上がり、奥の部屋に消えた
キーキーという金属音が聞こえる、そして皐月の居る部屋に金属音は近づいてきた
綾香は穏やかな声で「皐月が来てくれたのよ」と言って、目の前に現れたのは車椅子に乗っている神戸だった
顔立ちは変わらない、だが手は若干動くものの、足はだらりと落ちてるだけ
綾香は車イスを固定し、冷茶を神戸が飲みやすいように調整し、テーブルに置いた
皐月の空になったグラスに冷茶を注ぎ、同じグラスに注いで、神戸の隣に座った
「驚いたでしょ? 神戸の姿を見て」
皐月は何も言えなかった、涙も出なかった
すると綾香から島での話を始めた
あの時のように空き家だったら…という思いを過らせながら、マンションの前に着いた
皐月と住んでいたマンションより遥かに高級なマンションだった、エントランスで部屋番号を押すと、直ぐにロビーのドアが開く
居るのは分かった、でも居るのが綾香なのか?
そして神戸も居るのか?
6階に着くと、そこはもう玄関前だった
インターホンを押すと、直ぐにチェーンが開いた
Tシャツに短パンなラフな服装の綾香が立っている、「どうぞ」
日当たりの良さそうな開放的な部屋が広がってる、デザインはとてもシンプル
「これ、あの人の好きなデパ地下のデリカなの」
「ありがとう、適当に座って」
目の前に冷茶を出されて、皐月は一気に飲み干した
「ちょっと待ってね」
綾香は立ち上がり、奥の部屋に消えた
キーキーという金属音が聞こえる、そして皐月の居る部屋に金属音は近づいてきた
綾香は穏やかな声で「皐月が来てくれたのよ」と言って、目の前に現れたのは車椅子に乗っている神戸だった
顔立ちは変わらない、だが手は若干動くものの、足はだらりと落ちてるだけ
綾香は車イスを固定し、冷茶を神戸が飲みやすいように調整し、テーブルに置いた
皐月の空になったグラスに冷茶を注ぎ、同じグラスに注いで、神戸の隣に座った
「驚いたでしょ? 神戸の姿を見て」
皐月は何も言えなかった、涙も出なかった
すると綾香から島での話を始めた

