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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第10章 何故こんなことに?学園のマドンナを犯せと!?
 目の前で少女がオナニーをしている。
 ――って、この絵づらはどこかで見覚えがあるのだが。
 既視感――というのか、こういうの。深層心理はそう答えるのだが、吸い込まれるように足は勝手にフラフラと少女に向かってしまう。
 彼女の近くまで来ると、声が聞こえた。

『女を犯せ』

 この状況にも強い既視感を覚える。
 既視感か、違うな……これは身に覚えのある事だ。
 自覚はあるのに、どうしてか記憶があやふやだ……何故なのかは判然としない。
 ただ覚えのある通りに、真吾は目の前の少女に視線を向けた。
 黒のソックスに包まれた細い足首。そこから美しい曲線をなだらかに描きながら、スッと上に伸びる嫋やかな下肢。捲れ上がったスカートから覗くむっちりとしたエロい太腿に、真吾は思わずデレッと鼻の下を伸ばした。
 すると不図、気づいた。
 あれ……何処かでその黒子、見た覚えがあるな……。
 少女の太腿の付根には、見覚えのある小さな三角形を描く三つの黒子があった。
 ――あ、彩夏だ……彩夏の太腿にあった黒子が確かそんな形をしていたじゃないか……頓悟すると視線を少女の顔に移す。
 しかしそこに居たのは彩夏ではなかった。

「――結城……さん……?」

 サイドポニーに結わえた、ふわふわにカールした明るい茶の髪。耳垂に金色のピアス……日本人離れした顔立ちをした、長い睫の超絶美少女。
 目の前で身体を横たえオナニーしていたのは、真吾の通う高校のアイドルにして男子たちのマドンナ、結城愛《ゆうきあい》……真吾の憧れているクラスメイトだった。
 カッチーンと音が、どこかから聞こえそうな程にショックで固まる。
 何で結城さんがこんな事をしているんだ。しかも僕の目の前で――喪心しそうな頭で真吾は逡巡する。
 オナニーに耽っていたのは、彩夏だったはず……あの三角形の黒子は彩夏のもののはずだ。何故それが愛になっているのか、それとも愛にも同じような黒子が?
 真吾の動揺などお構いなしに、愛はぱっちりとした眦を切なげに悦楽で歪め、ポテッとした愛らしい唇から喘ぎ息を洩らしていた。
 そんな顔を見せないでくれよ……憧れの人の悦に浸る顔に煩悶とする。真吾の中では、どちらかと言えば見たくない気持ちの方が強い。
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