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第10章 ヤエ子の言葉

ヤエ子はそれから直樹に向かって謎めいた言葉を言うようになり、直樹も少し気になるようになった

追求する勇気は無かった、そんなある日、野崎自身が新酒を買いに来た

今年は酒が当たり年だと先日の寄合で言ってたからかもしれない、酒蔵には誰も居なかったらしく、家に来た

この何年も野崎は詩織に触れることは無かった、詩織より遊郭に居る女に入れ込んでいる

「野崎さん、どうかされましたか？」

「酒を買いに来たら藻抜けの殻だよ、盗人なら酒を大量に持っていくよ」

「すいません、おそらく酒樽を換えるから出払ってるのかもしれません」

「そうなんだ、なら代金はここで払うよ」

「私、酒の値段とか分からないんです‥ だから今日は良いですよ」

「そうなんだ、なら２本頂く」

「ありがとうございます」
そう言うと、詩織は後ろを向いて作業を始めた

その後ろ姿が妙に色気を感じた、堪えたかったが堪えがきかない野崎は、詩織を後ろから抱き締めた

詩織は驚き、野崎から離れようとしたが、チカラは凄かった

着物をたくしあげ、詩織の尻に触る

子供を生んでも、まだ若い体には弾力があり、体を傾けた角度が丸見えである

久しぶりに穴の周りを野崎が触ると、すんなりと指が入った

それも３本

詩織は足をガタガタ震わせながら指の動きに黙って耐えた、その指が抜かれると野崎のちんぼが差し込んできた

「久しぶりだね、詩織ちゃん どう？ 気持ちいいだろ？」腰を強く振りながら聞いてきた

「気持ち‥いいです‥ 気持ちいいです‥」

「またちょくちょく楽しみたいな」

暫く腰を振る野崎は、突然「美織ちゃんって、直樹の子供じゃないんだろ？ 俺でも無いし 誰なんだ？」と聞いてきた、詩織は「美織は旦那の子です」と言い返した

「そうかな？ まぁいいや‥」そう言うと、野崎は詩織のなかにザーメンを出して、黙って家を出て行った