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咲き乱れる花[改訂・新版]
第11章 選挙
町議長が急逝し、急きょ選挙が決まった
今まではその議長が居ることで無選挙で決まったが、今回は立候補者を出さなくてはならない
直樹が担ぎ出され、そのまま無選挙で決まるかと思ったら、去年、町議員になった人間が名乗りをあげた
直樹は名前を聞き驚いた、神保である
だがあの神保ではなく神保が愛人に生ませた倅で、この町を観光地かしたいと考えてる男らしい
男が挨拶にやって来た、直樹より若いのは当然である
男は直樹に「私が負けたら町議も辞めます、だけど勝てたら俺の条件を飲んでもらいます」て切り出した、「あなたの奥さん、詩織さんを俺の女にさせて欲しい」
最初は詩織は直樹の愛人‥妾だったが、ここまでの期間が長くなると、妻と思われても仕方がないようだ
地盤があるから負けるわけが無いと思った直樹は話をあっさり承諾し、選挙の当日は朝を迎えた
台風前の影響が出ていて、風と雨が凄かった、夜の6時で投票時間を終わらせ、そのまま公民館で開票が始まる
あっさりと票は出た、なんと神保の息子が勝利したのだ
その結果は直ぐに直樹にも入った、男同士の約束を守るため、詩織は神戸の息子の女にならなくてはならない
それも住み込みになる、詩織は黙って荷仕度を始めた
美織は実家に預けられて、酒蔵に株の半分は消えた
直樹は詩織が出て行くのを見ていたが、「すまない‥ 必ず迎えに行く」と約束をした
あの時と同じで、誰かが迎えに来て、詩織を馬車に乗せた
着くと手伝いの人間が詩織の荷物を持ち、さっさと屋敷のなかに入っていく
今まではその議長が居ることで無選挙で決まったが、今回は立候補者を出さなくてはならない
直樹が担ぎ出され、そのまま無選挙で決まるかと思ったら、去年、町議員になった人間が名乗りをあげた
直樹は名前を聞き驚いた、神保である
だがあの神保ではなく神保が愛人に生ませた倅で、この町を観光地かしたいと考えてる男らしい
男が挨拶にやって来た、直樹より若いのは当然である
男は直樹に「私が負けたら町議も辞めます、だけど勝てたら俺の条件を飲んでもらいます」て切り出した、「あなたの奥さん、詩織さんを俺の女にさせて欲しい」
最初は詩織は直樹の愛人‥妾だったが、ここまでの期間が長くなると、妻と思われても仕方がないようだ
地盤があるから負けるわけが無いと思った直樹は話をあっさり承諾し、選挙の当日は朝を迎えた
台風前の影響が出ていて、風と雨が凄かった、夜の6時で投票時間を終わらせ、そのまま公民館で開票が始まる
あっさりと票は出た、なんと神保の息子が勝利したのだ
その結果は直ぐに直樹にも入った、男同士の約束を守るため、詩織は神戸の息子の女にならなくてはならない
それも住み込みになる、詩織は黙って荷仕度を始めた
美織は実家に預けられて、酒蔵に株の半分は消えた
直樹は詩織が出て行くのを見ていたが、「すまない‥ 必ず迎えに行く」と約束をした
あの時と同じで、誰かが迎えに来て、詩織を馬車に乗せた
着くと手伝いの人間が詩織の荷物を持ち、さっさと屋敷のなかに入っていく