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第17章 狂い咲きの花 ③

数ヶ月後、詩織は直樹と行った旅館に敦を連れて行った

一緒に風呂に入り、直樹の背中を流しながら、母親の話を始めた

「私は惣菜屋の養女なの、実母は遊郭の女‥ いや売女だったみたい‥ そのなかで惚れた男と恋仲になって私が出来たらしいけど、本当の父親は誰だか知らないで、私を産んだらしいわ その血を引いてるせいか私も男は好き、抱かれてる時はどんな抱き方をされようと感じる‥ こんな形で旦那様に正妻として迎えてもらい、愛されることも感じる‥」と言い出した

詩織は知っていたのだ、どこで知ったのか知らないが実母のことを知っていた

敦は詩織を抱き抱え、いつもより激しく乳を吸った

そして敦は詩織を愛しさのあまり、奈落の底に落とすことを決めた