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第4章 年の差二十の恋愛事情



花房部長に手を引かれ、連れて来られたのは‥‥何故会社??



「今時何処に遊びに行くとかが分からなく、思い付いたのが会社だったのは少々情けないがね‥
警備には残してしまった仕事があり遅くなると連絡しているから、此処には誰も来ない」


「そ‥‥それって‥‥‥」


「普段仕事をしている場所‥‥
‥‥燃えないかい?」


思わず花房部長の顔を見上げたら、部長は私の耳元で優しく囁くの。
それに何時も仕事をしている場所で、その‥‥花房部長はその気!?



「私なりの本気だよ‥‥
見付かれば只では済まない、だからこそ証になる‥‥伊藤‥‥いや名前で呼んだ方が良いのかな?
‥‥‥紬‥‥‥」


ドキンと心臓が跳ね上がるのと同時に、デスクに腰を付けた私に花房部長はキスして来た。
公園での甘いキスじゃ無い、本気の舌まで奪われるディープキス。



「ンッ‥‥ァァ‥‥」


「チュッ‥‥初々しい顔をするね、まさか処女‥‥‥」


「アッ‥‥ち‥‥違います‥‥
1人だけ‥‥やっぱり年上の人で‥‥‥ンンンッ!」


違うと言っただけなのに、花房部長のキスが激しさを増した。
舌先を使って、口内隅々まで確認するように動き、混ざり合う唾液はもうどちらのものか分からないほど。

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