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少女と男の奇妙な同居生活
第3章 理想
とは言っても日本は平和で安全な国だし
ヤラセか何かかとたいして相手にしなかった。
だが、話半分
彼の話を聞いて興味を持った。
乗ってみて損はないと
散々退屈していた俺は
彼に言われた通りに
人身売買が行われているという場所に
わざわざ足を運んだ。
疑ってさえあれ、信じてなんかいなかったが
人身売買が行われていたのは本当だった。
人目に付かない場所に小さいプレハブ小屋のような建物。
警察の目に止まっても疑われないよう
商品の販売を行って、営業許可証なんかも飾られている。
いかにも嘘くさい、怪しい作りだが
許可が降りているぐらいだし
大丈夫なんだろう。