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女社長 飯谷菜緒子
第2章 消えた初恋
飯谷工業、戦前から続く機械メーカーであり、その技術力は業界随一と言われる程に高く、様々な業界向けの機械を高精度に造り上げている企業である。

しかしながら、従業員は30人足らず、資本も100万円に過ぎない中小企業であり、機械業界では日本でトップクラスの居間側重工の下請であり、飯谷工業の高い技術も居間側重工の名前で世に出回っている。

飯谷工業は元々は機械業界日本最大大手と言われた方丈産業の下請けであり、その高い技術力は大いに評価され、方丈産業が出資もしてくれて系列会社に名を連ねる優良企業であったが、方丈産業が役員の官僚接待や談合による官公庁との取引停止や大口取引先が不渡を出すなどの不幸が重なって倒産するとその煽りで弱体化して一時は倒産の危機にも瀕したのである。

その危機を救ってくれて下請けとして抱えてくれたのが居間側重工だから飯谷工業にとっては居間側様々であり逆らえない状況にある。

方丈産業の倒産の裏では居間側重工が糸を引いていて、ライバル社である方丈産業を潰し飯谷工業の高い技術力を自分のものにしようとあれこれ画策したとの黒い噂もあるが真相は定かではない。

そんなことより代々続く機械技術の飯谷工業が存続したことは飯谷の人たちにとって大事なことである。

飯谷工業の現社長の飯谷重盛、そして今は亡き先代社長の飯谷平次は惜しみもなくその技術を社員や下請けに伝授して技術者を育てていったため、飯谷工業を辞めて独立した者や下請先には飯谷工業に育てられた技術者たちが多く、飯谷工業のためならどんな無理な仕事でも引き受けるという頼もしい下請けが多いのも飯谷工業という会社のスゴいところである。

そんな飯谷工業の現社長重盛と妻千夏の間には菜緒子という一人娘がいた。この物語の主人公である。

菜緒子はとにかくおてんばで家のことなど全く考えずに自由気ままに生きていた。

小学生の時なんかは菜緒子に男子が泣かされたと毎日のように親が学校に呼び出されていた。主に学校に行くのは母娘の千夏。

「全くあなたという子はどうしてそう乱暴なのですか。そんなふうではとても飯谷は継げませんよ」

千夏は優しく、でも厳しく菜緒子をたしなめる。

飯谷工業を継ぐというのは菜緒子がいつも口にしている将来の目標である。


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