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牝獣の哭く夜
第19章 白百合の臓腑
「この身体をどうしようが僕の勝手だ。
 今から、ここの毛を剃ってやろう」

「え? な、なに? あっ、い、痛いわ……」

 秘毛をぎゅっと引っ張られて身をくねらせる美貴に、諏訪が笑いかけた。

「このいやらしい縮れ毛を、綺麗さっぱり剃り上げてやると言ってるんだ。
 さっき、沼田と二人で相談して、そう決めた」

「ひいッ! そ、そんなッ……」

 大事なところの毛を剃られるなど、思ってもみなかったのだろう。
 美貴は言葉を失って、いやいやをするように首を振るだけだった。

 諏訪は美女史の反応を愉しむように、濃密な秘毛をさわさわと撫でた。

「好き放題に生やして、むさくるしいからな。
 普段の手入れを怠っていた罰だ。
 つるつるの丸坊主になって反省しろ。
その後で、おまえのケツ穴を頂くから」

「いやです……そんな恥ずかしいこと……」

「ということで、俺の出番だ。
 課長の剃毛は、不肖、沼田がやらせていただきます」

「え、えええっ!?」

 衝撃のあまり、美貴は双眸をいっぱいに見開く。
 次の瞬間、その眼が嫌悪に歪んだ。

「いやあああッ……
 こ、こんな男になんか、させないで。お願いですからっ」
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