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無防備な人妻
第21章 終章
翌日私は昨日の事を一人リビングで思い返していました。

そして一つの結論を出していました。
"あの男との関係は終わりにする。当然だわ"
あの男のとった行動は私にとって許される事ではありませんでした。
そして、あんな男に夢中になっていた自分自身も許せませんでした。
お互い割り切った身体の関係と理解してました。
そこに恋愛感情がないのも分かっていましたが、お互いを尊重していたはずです。
しかし男は私を性処理の道具としてしか見ていなかったのです。なんでも言うことを聞くただの玩具…
そんな男の人間性を見抜けなかった愚かな私…

"あんな男に………悔しい…"
そしてあの男の生徒達、まだすべてに未熟な子供…
そんな子供にいいように弄ばれた屈辱…
そして未熟な子供に逝かされてしまった私……

怒り、悔しさをぶつけるところはありません。

昨日の男の行為は逢瀬では無くレイプであり、少年達の行為は輪姦なのです。
しかし昨日の出来事については泣き寝入りするしかないのです。
昨日の事は忘れる。
男ともきっぱり別れる、終わりにする。

そして男との関係を終わりにするもう一つの理由。
それは夫との関係がありました。
最近になり徐々に夫との関係が回復していたのです。

だから男との関係を終わりにする事を考えていたのも事実なのです。

今回の事ではっきり答えが出たのです。

もとの穏やかな生活に戻る。
これからは夫と以前の平穏な生活を送っていく、そう決めたのです。
すこし心が晴れやかになりました。
もう周りの目も気にしない、近所のご主人の好奇な目も気にしない。
卑猥な視線に惑わされたりなんかしません。
いたずら電話なんかに動揺なんてしない。

そう心に決めたのです。
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