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官能書道/筆づかい
第2章 優筆

 ホテルの部屋に入ってすぐに、鹿島玄風は松川涼子を抱きしめた。

 唇を奪いにゆく。

 涼子は鹿島の腕の中で少しの間あらがっていたが、すぐに諦めて、おとなしく唇を委ねてきた。


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