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two roses & a lily
第1章 プロローグ


「仕方ないわね。マムの職場に電話するわよ。」

そう言って電話する。

なんだか酷い口調でマムの話をしていた。

「やっぱり逃げる気でいたのよ。マムも昨日が給料日で、今日は無断欠勤だってさ。」

アンが吐き捨てるよう言う。

「やっぱり逃げたんだわ。」

とぼやいていた。

マムは日中はカフェで働いている。そして夜はバーっていうお酒を出すお店だって言ってた。

だから酔ったお客さんの相手をするから決まった時間に帰れない事があった。


「じゃあバーには?」

「バーなんてとっくに辞めてるわよ。道端で立ちんぼしてるんだから…」

当時の俺には立ちんぼなんて知らない言葉で、母がどんな仕事をしているかは、アンの方がよくわかっていた。

「一応バーにも電話してみるわ。」


しばらく話し込んでアンが電話を切る。

「やっぱりバーは辞めてるし、最近の男は流れのミュージシャンまがいらしいわ。
どうやら、男と一緒に街を出たって噂らしいわよ。」

俺には半分も意味がわからなかったが、マムが街を出たってとこだけは理解できた。


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