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two roses & a lily
第9章 退行の解除


結局、学寮に帰す訳にいかず、メアリーを説得して、ジョンを家に泊める。

無理に退行を戻そうとせず刺激しない。
借りている家は両家の両親が泊まれるようゲストルームがある。そこにジョンを泊まらせ、メアリーは学校に、僕とジョンは欠席届を出してカウンセリングに行った。

ジョンを待合室に待たせ、先に僕がカールと話をする。昨日1日の出来事や、酒場でのヒューの話を説明し、sexの時のジョンは客によって態度を変えて、分裂気味な行動をとっていたという話を伝えた。

カールは黙ったままだった。分裂気味だった話に詳しく聞き直され、ヒューの話をそのまま再現した。

「このまま治療に入ろう。
高校時代は大して影響ないと思ったが、今のままもっと話を聞こう。
現実退行が起きたということは、思った以上にそこに留まりたい何かがあるはずだ。」

待合室で薬を飲まされたジョンがボーっとしたまま診療室の椅子に座る。

僕は息を潜めて診療室の隅にいた。

「ジョン、ハイスクールをサボって仕事していたらしいな。」

「ハイスクール?俺は大学に入ったんじゃないのか?」

「昨日の話をしているんだ。君は気がついた時何をしていたんだ?」

「知らない部屋で目覚めて、怖くなって逃げ出して、自分の街に帰った。
電車に乗ったら、また眠くなって、気付いたら自分の街に戻っていた。

知らないうちに知らない所にいたのが怖くなって、店に顔を出した。

あそこに行けば、マスターが客をとって稼がせてくれるから。」

「店にいってどうだった?」

「皆が久しぶりだとか、別れの挨拶をしなかったと俺に怒ってきた。
なんか変だと思ったけど、マリーが早く店を出ようと急かすから、ついていった。」

「それで、マリーとはどんな関係なんだ?」

「マリーは俺が初めてとった客。
母さんのことも知ってた。母さんは生活の為に客をとって、食わせてもらってた。
マリーも客を取るんだ。
だけど、俺は、初めてマリーを客にしたから、いつも、マリーが客で、俺はマリーの客になることはない。
そのかわりマリーがよくなる為のsexをする。マリーが客に尽くすsexに疲れた時、俺の客になる。だから、マリーに尽くすんだ。」




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