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two roses & a lily
第2章 お務め


目覚めると自分のベッドに寝かされていた。きっと牧師さまが連れてきてくれたのだと思う。

そして、それからは皆と同じように順番に呼ばれるようになって、特別に毎晩呼ばれることはなくなった。

何か俺が悪いことをしたのか気になって牧師さまに尋ねたが、本来皆、平等に務めに預かるべきで、最初は訓練の為毎晩呼んだだけだと言う。

それ以上の理由はないと言われて、そのまま受け止めるしかなかった。

いつ寝たのかわからない快感は身体には負担だったようで、毎晩呼ばれなくなってよく眠れるようになった。

そして次に呼ばれる日を心待ちにして腰がウズウズするのだが、呼ばれた時の喜びが増してそれでバランスが取れていた。

ジョアンナも少し生活に慣れてきたように思っていた。いや、自分が慣れたから、慣れて欲しいという願望も含めて見ていたのかもしれないが。


日曜日以外は全て同じサイクルの毎日。夏休みや冬休みもない。
特別なことは牧師さまとの務めの時間だけ…

順番もきちんと決まっているわけではないその時間が、いつ来るのかだけが楽しみな毎日になっていった。


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