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two roses & a lily
第3章 クリスマス


ジョアンナに点滴が沢山つけられた。
何種類かの薬や水分、栄養剤…

「ジョアンナは良くなるよね?」

「前回と同じだ。薬が効くかどうかと、彼女の体力次第だ。」

「俺に出来ることはある?」

「氷枕を代えて、汗を拭いてやること。着替えをさせるのもよい。
手足は冷えないように布団から出さないこと。」

「それだけ?他に出来ることはないの?」

「ああ、全ては彼女の生きたいという力次第だ。
明日の朝も来て点滴を代えよう。」

シスターたちはお医者さんにお礼を言ってお見送りに部屋を出ていった。

「ジョアンナ…ジョアンナ…お兄ちゃんは、ここにいるよ。」

唸るだけのジョアンナに呼び掛けても反応はない。

薬が効いて少し落ち着いてからがいいのかもしれない。

布団の中で手を握り、ぴったり布団でくるむ。

片手で汗を拭いて、氷枕がぬるくなっていないか確認する。

シスターたちが戻ってきて、交代で寝ないで看病するというが、任せてはおけないと自分も看病を申し出た。


翌朝もお医者さんが来て薬を代えるが、良くなっている風には見えなかった。


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