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息子の同級生の巨根~夏奈子・38歳~
第1章 息子の同級生・ショウ
「おばさんの水着姿、見てみたい」
リビングのテーブルで向かい合うショウが自分向かって発したその言葉に、夏奈子は面食らった。一瞬、二人の間に沈黙が流れたが、夏奈子はショウのおでこを軽く小突くと、
「何、馬鹿な事言ってんの? 見せるわけないでしょ」
と、言い放った。
ショウは悪戯っぽく微笑んで小突かれたおでこを手で抑えた。
 
今年38歳になった夏奈子は、子供のくせに自分に慣れ慣れしくしてくるショウのことが正直言うと少し苦手だった。
中学校一年生の息子・優希の同級生であり同じマンションの4階に住んでいるショウはよく6階の夏奈子たちの自宅へ遊びに来るようになった。
 
息子の優希はまだ身体も小さく、小学生の名残ある子供であることに対し、ショウは身長は170センチほどあり、165センチとこの年代の女性では背の高い部類に入る夏奈子よりも身体が大きい。ショウの背の高さだけでなく、美形と言っても差し支えない端正な顔立ちと妙に大人びた雰囲気が、夏奈子に威圧感を与えていた。

聞いた話ではショウの家は片親で、家には父親しかいないらしい。
母親は身体が弱くショウを産んだときに亡くなってしまったそうだ。その亡くなった母親がが確かアメリカ人との混血で、そのためその血を引いてるショウはやや日本人離れした見た目なのだとか。

家で一人で過ごすことが多いショウを不憫に思った同級生の優希は、同じマンションに住んでいることを知り自宅に招き入れることが多くなったのだ。
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