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保健体育の授業
第9章 それぞれの道~敦也~


広大と話していたときから

奥からは怒鳴り声や物音が

聞こえていたが

広大が行ってしまったあとも

その声や音は聞こえ続けた。


時々、広大の声、李久の声、

敦也の声、3人の声の区別がついたが

何を話しているかは

全く聞こえなかった。




けれど10分ほど経ったころだろうか…



奥からの声が段々と近づき

何を話しているかは

はっきり聞こえてきた頃に

3人の姿が見え私は目を疑った。




李久と広大は敦也の肩を支え

敦也はやっとの思いで歩いて

いるようだった。


それもそう…


敦也のお腹にはさっき私の顔の

横に刺された物と同じナイフが

刺さっていたからだ。




『敦也!しっかりしろ!』




私は外にでた。




『敦也!敦也!!!

どっちでもいいから早く携帯!

救急車呼んで!』




そう言うと李久が携帯を取り出し

かけようとするが手が震えている。

動揺しているせいか番号もわかって

いないようだった。




『李久!李久、落ち着いて…

大丈夫、大丈夫だから。

119、119よ。大丈夫だから。』



一度、李久を落ち着かせるために

手を握った。




『…わ…わりぃ…すぐかける。』



そう言うと少し落ち着いたのか

電話をかけ、状況の説明をした。




その間、私はあるもので

出来る限りの応急措置を行う。



ナイフを抜いてしまうと

出血量が増えるのでナイフを

動かさずに止血を行った。




李久には表に出てもらい

救急車がついたらここに

案内をするように頼んだ。




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