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保健体育の授業
第9章 それぞれの道~敦也~


敦也の顔色は青ざめていて

最初は痛いだなんだと

言っていた言葉数も少なくなり

敦也の名前を呼ぶとかろうじて

返事をしてくれる状態だった。



意識を失わないよう

二人で必死に名前を呼んだり

声をかけたりし続け

やっと救急車のサイレンの音が

聞こえてきた。



待っている時間はとても長く感じた。



李久が案内してくれて

救急隊員は担架を持ってきてくれて

急いで運んだ。

一度ゲームセンター内を通らなければ

外に出られないため

敦也にはシートを被せて

救急車に乗り込んだ。



しかし広大と李久は

乗せてもらえないと言うので

私の財布を渡してタクシーで

来るように指示をして

病院に向かった。




救急車の中では酸素をつけてもらい

処置をしようとした救急隊員に




『適切な処置ですね。

あなたが処置を?』





『あ、はい。

この子の学校の保健師を

やっているのである程度ですが…

知識はあります。』





『そうですか…

ここまでしてくれてるんだからな!

病院まであと少しだから頑張れよ!』




そう言って私にお礼を言いつつ

敦也を励ましてくれ

焦りや不安だった私も少し救急車の中で

落ち着きを取り戻した。






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