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保健体育の授業
第9章 それぞれの道~敦也~


病院には10分とかからず

すぐに緊急手術が行われた。



タクシーで後ろを追ってきていた

広大と李久もほぼ同時刻につき

手術中の敦也を待ち続けた。





どのくらいの時間が

経ったのだろう…





沈黙の中、ジーっと自動ドアが

開く音がする。



それまで呼吸さえしてるのか

わからないほど静まり返っていた3人

だったけれど


その瞬間から息をふきかえしたかのように

一斉に喋りだす。



『敦也の状態は!?』


『あいつはどうなった!?』


『助かったのか!?』



それぞれが出てきた看護師と

医師に身を乗り出して聞いた。




執刀してくれたのであろう医師が



『一命はとりとめました…

しかしこの後の状況がどうなるかは

まだはっきりとは言い切れません…


十分に目を配って最善を

尽くさせていただきます。

ですが…ですが…

最悪の覚悟もして見守って下さい。』





3人ともうんとも寸とも言わず

肩を落とすわけでもなく

どうしたらいいのかわからない気持ちが

それぞれにひしひしと伝わっていた。




その後間もなく色々な装置や管が繋がれ

眠っている敦也が移動用ベッドに乗せられ

自動ドアの向こうから出てきた。





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