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保健体育の授業
第9章 それぞれの道~敦也~



タクシーを拾って帰宅後、

サッとシャワーを浴びたまま

髪も乾かさず携帯だけは

握りしめそのまま眠りについた。




目が覚めたときにはもう外は暗く

気づけば4時間も寝てしまっていた。




そのタイミングでピンポーンと

家のチャイムが鳴りインターホンを除くと

広大が映っていた。





『今開ける!』





玄関をバタバタと走り扉を開けると

両手に買い物袋を下げ





『飯、一緒に食お。』




ニコっと笑う広大もかなり

疲れた顔をしていた。





『うん、ありがと。

早くあがって。準備するね。』







そう言って買って来てくれた

お惣菜やお弁当を並べて

向い合わせでご飯を食べる。




おもむろに広大が口を開いた。





『敦也の家、行ったんだけどさ。

やっぱり取り合ってくれなくて。

堂島は諦めてすぐ帰りだして

マジ使えねえの。

腹立つから学校に電話したら

教頭来てくれてさ。


しばらく待ってたんだけど…

話も聞いてくんねぇ。



しばらくは入院だからその間はいいけど

その後、すぐに歩いたり出来るか

わかんねぇだろ?…

誰か側にいてやらねぇと

なんねぇんじゃねぇかって。

俺らで話したってどうしようも

ないことだし…』




『そうね…

私…一教師として生徒である

敦也のこと何にもわかってなかった…

生徒の精神面や心のケアをするのが

私の役目で仕事なのに…』






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