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保健体育の授業
第9章 それぞれの道~敦也~


広大は横の椅子に座り

私の頭を自分の肩に寄せ




『誰のせいでもなくて

あいつと…あいつの家族の問題。

それは俺らにはどうにも出来ねぇ。



だから泣くな。』





そう言って涙を流す私の顔を

両手で包み優しくキスをした。



私は広大の温もりを求めた。




不謹慎かもしれない。

教師として何も全う出来てない今

誰かにすがるのは間違いかもしれない。



でも広大に触れた瞬間から

溢れだしたかのように

触れたくて愛されたくて

仕方なくなった。





そのまま腕を広大の首に回して

自分からもう一度キスをした。




『ちょっ…その顔はずるいって…

俺さ…こないだあいつらに触られて

ムカついて…

早く上書きしたかったけど…

不安な気持ちとかあるのに

触ったらあいつらと一緒じゃん…?

それだけはやだったから…

でも…触っていいんだな?

怖くないか?…』




『さっき触れられてわかったの。

広大は他の男の人とは違うって。

触れられただけで気持ちまで温かくなって

安心するの。

だから……あの……触れてほしいの…』




『あぁー…もぉー…

いちいち可愛いこと言うなよ…』




そう言って髪に触れたり

耳や輪郭をなぞるように触れながら

キスを何度も何度もした。




『ちょっと待って…

俺もう相当ヤバイんだけど…

でも一回シャワーしてきていい?』




今までになく余裕のない顔に

私は笑ってしまった。



『待ってるから、早くして?』



そう言うと



『くそっ…こてんぱんにしてやるから

待ってろよ。』



捨て台詞をはいて広大は

急いでシャワーへ向かった。






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