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保健体育の授業
第1章 保健体育の授業


絶頂を迎えた私はそのまま

気を失ってしまっていた。



気付いたときには綺麗に服を着て

保健室で横になっていた。



ゆっくり起きあがりカーテンを開け

保健室を出ると教頭先生が血相をかいて

走って向かってきた。



『もう、起きても大丈夫?

体調悪いこと、言ってくれなきゃ

わからないじゃないの~!!』



『え?あのっ…』



『高田くんが抱えてきたから

どうしたのかと思ったんだから~

無理はしないで、

保健室の先生が体調不良じゃ

生徒たちが困るじゃないの~

もう大丈夫なのね?』



喋る間もなく教頭は喋り続けて

最後に聞かれた質問に

『大丈夫です』と答えると

満足して戻っていった。




一人になり我に返る…


授業の途中…

なんてことをしてしまったんだろう…

3人以外の生徒は何を…?



その日は食事も喉を通らず

寝ることもできず次の日を迎えた。



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