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保健体育の授業
第2章 思わぬ刺客


そのまま流れるように指先で

髪の先まで撫でくるくると巻いた。



『か…柏木先生?どうしたんですか?…』



『…今日先生が疲れている理由…

俺知ってるんです、実は。』



柏木先生は平然とした顔で言った。



『…な、どういうことですか…?』



『あの3人どうでした?』



ニヤニヤと私を見ている彼。




『…っ…』



なにも言えないでいる私の白衣に

そっと手をかけて肩からゆっくり

脱がせ始めた。



『凄かった…って自慢するくせに

勿体ぶって写真も1枚しかくれなくて…

自分で見ろって。』



携帯の画面を見せながら耳元で嘆くと

後ろのチャックに手をかけ

よりによって着てきたワンピースのせいで

すぐ下着姿になってしまった。



『誰にも言わないから

俺の相手もしてよ、ね?』



もう言葉も出ず息をのみ

流されるしかなかった。




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