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保健体育の授業
第5章 特別な夕食
時計を見るとあと5分で7時。
携帯の画面には″広大″の文字。
『もっ…もしもし…?』
『あ、先生?
今、李久と合流したとこ。
先生の家どこ?』
『それなら迎えに行った方が
早そうだから行こうかな?
李久の家、確かあすか公園の近くだよね?』
『あ、そうそう、迎え来てくれんの?』
『うん、あすか公園で待っててくれる?』
『わかった、サンキュー。
じゃあとで~』
待ち合わせの電話を終えると
学校では絶対に履けない
デニムのショートパンツと
ゆったりのシャツに着替えて
家を出発した。
私の家からあすか公園までは
車で10分ほど。
近づけば近づくほどわたしの胸は
高鳴っていた。