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保健体育の授業
第5章 特別な夕食
公園につくと2人はすぐに
車に気付き乗り込んだ。
『ありがとー先生。』
広大が乗り込むなりお礼を言う。
李久は照れ臭そうに
『うっす』
と一言だけいうと外を見た。
『2人ともお疲れさま。
李久、少し痩せたんじゃな~い?
今日は沢山食べてね~』
李久からの返事がないことに
気を使った広大がすぐに口を挟んだ。
『今日の晩飯はなんですかー?』
『それは見てからのお楽しみ。』
『俺、やべぇ食うかも。
超腹減ってる。』
『頑張って作ったけど…足りるかな?』
そんな他愛もない2人の話を
聞いてか聞かずかわからないけど
李久はずっと外を眺めていた。