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美女の危ない立回り
第1章 美女の危ない立回り(プロローグ・大学4年の春)
「ん、・・・っ・・・」

彼女はゆっくりと目を覚ました。
室内の明るさから日が出ている時間帯な事はわかった。
見馴れない天井の照明がまず目に入ってきた。
視界を広げるように首元まで被っていた薄い布団の端を手でよけた。
見覚えのないベッドで寝ているらしい。
寝惚けた状態で周囲に目を配らせようとしたとき、自らの異変に気付いた。
彼女は肌全体で直接掛け布団の感触を感じていたのだ。身にまとっているものが無い状態だと言うことが分った。正確に言えば下着のパンティ1枚だけは穿いていた。
彼女にとって異常な事態であった。
少しはだけた布団を首元までかけて、出ていた足先も布団の中に引っ込める。
眠気は一気に冷め、心拍が上がって来るのを感じる。

顔だけ布団から出した状態でもう一度ゆっくりと周囲を見渡し始めた。
向こう側のソファの上で仰向けに寝ている男が目に入った。どうやらぐっすり寝ているらしい。旧知の仲ではない人物であることがわかった。
もう二人床で雑魚寝している男を見つけた。
その二人も顔を向こうに向けていて誰だか分からなかった。

寝たままの体勢で布団の音を立てないようにゆっくりと体をベッドの隅に移動させて下を覗いた。
彼女の探しているものがあった。
脱ぎ捨てられた彼女の服だ。
薄手のカーディガンとハイウエストのスカート、ノースリーブのブラウス、上半身のインナーが見えた。
それを取ろうと手を伸ばした時予期せぬ感覚に反射的に手を引いた。
露になっている内肘に冷たい感覚を感じたのだ。
ベッドの縁部分のシーツが湿っているのだった。黄土色のシーツだったため、その部分がソフトボール大くらいの大きさで滲んでいるのが良く分かつた。
そこを避けて再度布団から手を伸ばした。スラリとした長い手で手早く服を拾い上げる。
その服の下にあると思っていた物が無くて周りを見渡すが見当たらなかった。
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