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ボクは今日も『リカ』になる
第3章 2【理佳 side】

「ごめんなさい、先輩。お姉さんは悪くないです、私がいけないんです」
僕が大きな声を出したせいで、カオルちゃんの涙がポロポロと瞳から溢れだしてしまう。
「ち、違うよ、カオルちゃんは何も…」
「芳ちゃん、私にもう一度チャンスをちょうだい」
姉は僕に蹴りを入れながら、カオルちゃんには優しく言った。
「え?」
「こんなやっつけのクオリティの低い女装じゃ、やっぱりダメなのよ。次はもっと完璧に仕上げるから」
姉の言葉をすぐには理解できなくて僕は首を傾げ、カオルちゃんもポカンと口を開けている。
僕が大きな声を出したせいで、カオルちゃんの涙がポロポロと瞳から溢れだしてしまう。
「ち、違うよ、カオルちゃんは何も…」
「芳ちゃん、私にもう一度チャンスをちょうだい」
姉は僕に蹴りを入れながら、カオルちゃんには優しく言った。
「え?」
「こんなやっつけのクオリティの低い女装じゃ、やっぱりダメなのよ。次はもっと完璧に仕上げるから」
姉の言葉をすぐには理解できなくて僕は首を傾げ、カオルちゃんもポカンと口を開けている。

