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ボクは今日も『リカ』になる
第7章 4【理佳 side】
姉達は不可抗力だから仕方ないとして、できればカオルちゃん以外は両親にだって見られたくないのに、この姿で外に出るなんてとんでもない。
でも…
「どうしてもダメですか…?」
しょんぼりするカオルちゃんに、絶対にイヤだと主張できるほど僕は強くなかった。
「…言うとおりにしたら、カオルちゃんも僕のお願いを聞いてくれるかい?」
「お願いってなんですか!?」
言った途端、パアアッという効果音と共にカオルちゃんが至近距離まで顔を寄せてくる。
でも…
「どうしてもダメですか…?」
しょんぼりするカオルちゃんに、絶対にイヤだと主張できるほど僕は強くなかった。
「…言うとおりにしたら、カオルちゃんも僕のお願いを聞いてくれるかい?」
「お願いってなんですか!?」
言った途端、パアアッという効果音と共にカオルちゃんが至近距離まで顔を寄せてくる。