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ボクは今日も『リカ』になる
第8章 5【理佳 side】
そして食事を終えて店を出たところで、
「お姉さま…?」
通りがかったツインテールの可愛らしい女の子が足を止める。

「…由良(ユラ)」

さっきまでニコニコしていたカオルちゃんの顔が強ばった。

それから『由良』と呼ばれたツインテールの女の子の視線は僕に移り、大きな瞳で穴が開くほど見つめられた。

「由良、私たち、ちょっと急いでるから…」

彼女の視線に気づいたカオルちゃんが僕を隠すように肩を抱いて歩き出す。




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