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官能的大恋愛
第2章 まさかの官能的出逢い
黒渕メガネしてるから、人違いかも知れないけど。

「あれっ…バレた?…」

ヒャーッ!ヒャーッ!!

本物だよぉーー!!

私は心臓がバクバクして、一気に血圧が高くなった。

「ってか、君かなりマニアックだよ」

「は…は…はい!…」

凄い!

本物はもっとカッコイイ!

モデルみたいに、背が高く、顔も小さくてさ!

肩幅がガチガチに広くて、体脂肪率絶対低いよぉ!

「大丈夫か?顔、真っ赤だよ」

震える…震える…。

こんなに緊張したのは、久しぶりで。

「よしよし、握手しよう」

と、あの手が私に向かって差し出された。

この手が魔性の手か。

幾人の女たちを、トロトロに溶かしまくった魔性の手!

いいのかな、私みたいな女が握って。

震え過ぎて、手が差し出せない。

Nagは黒渕メガネを外して、私をあの魔性の瞳で見つめる。

なんて、罪深くて綺麗な瞳なの。

有り得ないくらい、キラキラしてる。

「ねっ…あの、ちょっと握手するの?しないの?どっち?…自分で言って、恥ずかしいじゃん」

しかも今、笑った…。

白い歯が見えてしまうくらい、笑った。

私の躊躇っていた手を、ギュッと強引に奪い取って握るから、思わず声が出た。

「あっ…」

意外とモチモチしてて、柔らかい感触だ。
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