パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第14章 終劇―――散華したジャンヌダルク

一月後―――き地獄へと誘った俊も、一連の強姦事件のほう助をした重要人物として取り調べを受けた。敬愛学園の闇もマスコミ報道されるにまで至り、学園自体も大改革を迫られることとなる。そのきっかけを作ったのは、なんと宇佐美洋助だったのだ。
「俺が小越郁子さんを殺しました――――」
無論、郁子のトドメをさしたのは彼ではない。が、至極の強姦を経て、ジャンヌダルクの魂までも葬った彼は、その罪と真正面から向き合った。
（小越郁子…これが俺からのせめてものたむけだぜ。お前のおかげで悪しき風趣は消え去った）
伝説のヤクザ同然と恐れられた男は、拘置所の中で呟いた。　　『完』