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不利な恋愛
第3章 そして今に至る
6年後…。

涼真は綺羅からの連絡を絶っていた。

ピンポーン…

涼真の家にインターホンが鳴り覗くと

綺羅の姿だった。

「俺の情報網舐めんなよ。

どこまででも追いかけてやる。」

「怖いなーその言葉。

今更 パクっといてその言葉かよ。

腹立つ。」

「この方法でしか

世の中にお前の曲を公表できなかった。」

「ナキラとしての曲だから売れたんだよ。」

「俺とバンド組んでよ。」

「何を今更。やらねーよ。仕事あるから。」

涼真は自分の部屋に籠ろうとした。

「涼真、同棲してる?」

テーブルには色違いのコップ。

ソファーの端には女物の上着。

「あー、先週から居候がいる。」

あれだけ俺が好きと言うまで時間かかったの。

「涼真、お前は仲のいい友達でさえ

何年も自分の部屋に上げなかったじゃないか

それを簡単に入れるってどんな脅迫されたんだ?」

「成り行きだな。」

「はぁ???!!」



絶対に引き裂いてやる。

何年 努力してデビューして無名から有名になったと

思ってるんだ。

涼真を忘れた事なんてなかった。

今日こうして迎えに来られたというのに涼真ー!

お前は!!…


☆END☆

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