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Restraint
第3章 13

「はぁ、はぁ、はぁっ」

朝起きて、暑苦しさで息が上がっていた
ベットサイドにある水を少し飲む

ああ、マジで死ぬ

下がらない熱に、正直うんざりしそうだ
尻の中のバイブにも
動いていないだけいいとするか

500mlのペットボトル半分ほどスポーツドリンクを飲んで、もう一度寝込む

頭が割れそうなほど痛い

傷口がすこし疼く

「起きたか
飯、食えるか?」

ドアからひょっこり顔を見せた壮悟
白衣姿で右手には昨日と同じ椀を持っている

「食べる」

食べなきゃどうしようにも、何もできねぇ

「いい子だから口開けろ」

レンゲを口元に近づけられ、ふーふーと息を吐き、冷まして口の中に入れる

「どっか、痛んだりすることは?」

カルテ片手に飯をやる壮悟はなかなか器用だ

「頭、と腹の傷」

「傷?俺がタマ抜いた傷か?」

食べながら頷けば、横になれ、と指示を受け
仰向けになり、腹を出す

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