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第3章 妊活N回目

それにしても彼女は何故、ご主人ではなく私との子を望むのでしょうか？
ご主人との関係は冷めきっているとマユさんは言っていましたが、どう考えても違和感があります。
勿論、性欲の解消として私と戯れるのは理解出来ますが、子供が出来たとしたら？
ご主人の子供として育てる積もりなのでしょうか？

その事はマユさんをエコー室で抱いたあの夜からずっと気になっていました。
マユさんを自分の精子で孕ませたいと思う一方、孕んでしまったら、その子は私のではなく、ご主人の子供ということになってしまいます。
そんな状況、耐えられそうにもありません。
それで初めて彼女を家に入れたあの日、マユさんには内緒で彼女の膣内にＩＵＤ（避妊リング）を嵌め込みました。