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ROCKな彼女
第2章 Just a bit
次の週からは休憩時間を
15時からにしてもらった。
本来ならば14時は
飲食店でいうアイドルタイムで、
コンビニだって平和な時間帯だ。
それでも店内に立っていたいのは
ただ一人
猫目のあの子に会いたくて…
って僕はストーカーじゃない!
たまたま
なんとなく!
もう少し働きたいだけ!
自分に呆れながらも
少しだけ華やいだあの瞬間を
もう一度、感じてみたくて
淡い期待を持ちながらレジに立つ。
〜♪
入口が来客を知らせる間の抜けた音を出す。
『いらっしゃいませー!』
…心臓が止まるかと思った。
だってホントに彼女が来るなんて…
平常心を保ちながら彼女を目で追う。