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ROCKな彼女
第2章 Just a bit
まっすぐドリンクコーナーへ行き
顎に手を置き吟味する。
フラッと別のドリンクコーナーヘ
またしてもう〜ん。と
唸り声でも聞こえそうなほど考え込む。
そしてやっぱり
元のドリンクコーナーに行き
手にしたのはミルクティーの900mlパック
散々悩んでやっぱりそれかい!
ニヤケそうな自分を必死に抑える。
次は食べ物コーナーで迷う。
意外に優柔不断なんやなぁ。
なんて考える。
やっと決めたらしい彼女が
迷わず僕のいるレジに来る。
『96番ひとつ下さい』
彼女は僕に声を出させる前にそう言った
『こちらでよろしいですか??』
タバコを見せると
コクン
と頷くだけの彼女。