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ROCKな彼女
第11章 Travel
暫く歩くと
『さてシュージ!』
と彼女が満面の笑みで僕を見る。
『ここからは2人の時間やで?
チェックインの時間まで何して遊ぶ?』
そうイタズラに笑った彼女。
僕等はとりあえず有名な
商店街に行く事にした。
僕は修学旅行程度でしか知らない東京
彼女は色んな景色を知っていた。
また知らない彼女の一面。
僕はいつになったら
彼女のすべてを見られるのだろう?
何となく嫉妬のような
不快感のある感情が芽生える。
でも彼女が僕に
笑いかけてくるだけで
全部忘れてしまう単純な僕もいる。
彼女との時間が僕のすべてになっていく。