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ROCKな彼女
第2章 Just a bit
しばらく店員と話しながら飲む
確信的な事を聞かず
優しく僕の言葉を受け入れてくれる。
夜の世界って
こんなに居心地いいんやなぁ
そんな事を思いながら
綺麗な色をしたカクテルを
ゆっくり味わっていく。
そんな時
バーンッ!
ビクッと肩を震わせる僕を無視して
『マスター!
なんかキツイの飲みたい!!』
そう言って一つ空けた席に女が座る。
『お前…
もう飲んで来てんのか?
他のお客さんもおるんやから
大人しくしとれ』
先ほどの店員が呆れながらも水を渡す。
この人マスターなんか…
…ごめんね
僕はよくわからない謝罪を心でしながら
女を見た。