この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ROCKな彼女
第15章 Mean
彼女の中に吐き出した僕は
彼女にキスの雨を降らせる。
『もぉ!くすぐったい!』
そういって笑った。
『大好きやでナツ。』
僕が真剣に言うと
彼女は
『あたしの方が大好きやで』
と僕の目を見た。
『ん〜っ!』
シャワーを浴びて戻ってきた彼女は
僕の隣に寝転がってタバコに火をつけた。
思いっきり肺に吸い込むと
煙を僕に向かって吐き掛ける。
『わっ!なにすんねん!』
『生意気な悪ガキにお仕置き』
そういってケラケラ笑う。
僕は意地悪な
彼女の本当の気持ちを知っている
…意地悪は僕への愛の証