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第21章 Bond

家に着くと彼女は
僕に絡みつくキスをした。

『待ちぃや。
そんな焦らんでもええやん』

僕は彼女に言い聞かす振りをして
自分に言った。



寝室にいき
彼女は上の服を脱いだ。

僕はジーパンだけを脱ぐ。

そっと触れるキスをする。

彼女の丸い尻に手を回す。

『見せて』

耳元で囁けば

彼女は妖しい笑みを見せながら
ゆっくりとジーンズを脱いでゆく。

左側は見せないように
焦らしながら
ズラされる。

ゴクリと生唾を飲む。
ストンと落されたジーンズを跨いで
僕に近寄る

『見て』

そう言って僕の前に寝転んで
左の太ももを見せ付ける。


真っ白な肌に
十字架が大きく描かれている

十字架には1本の真っ赤な薔薇が
絡みつく。

十字架に寄り添うように
左側から花は咲き
離さないと
主張をしているかのように
棘を無数に生やした
荊が巻き付く。

十字架には shuji と入っていた。