パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 Bond

『早く…シュージの見せて』

起き上がった彼女は
僕の上着にそっと手を入れる。

彼女によって脱がされた僕は
少しだけ筋肉が付いた胸を
彼女に見せる。

同じデザイン。
同じ大きさだけど

薔薇の花は右側から覗き
十字架の名前は natsu

たったそれだけ
だけど僕らには大切な傷。


彼女は少し目を伏せ
僕の胸にキスをする。

愛してる囁く彼女。


僕はゆっくり彼女の顔を
上げさせる。



優しくキスをして

『もぅ離してやれへんわ。』

そう言うと彼女は笑って

『離さないで』

潤んだ瞳で僕を見た。


彼女をそっと押し倒し
太ももを撫でる。

僕の傷を付けた彼女。
そっと薔薇にキスをする。


…僕らはお互いの心を縛り付けた。

…甘い…束縛